70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

ジジイは転ぶ

福井の街の南の端にベルと言うショッピングセンターがあるのです。

ここはずいぶん昔にできた施設です。

今日はエビが安いのでここに行きたいと家内が言うので、車に乗って行きました。

 

で、最近気に入っているセルフレジで勘定をしたのですが、家内はここのポイントカードを財布に入れてこなかったんです。

たぶん店員のいないセルフレジだったので、家内は今日のポイントを諦めて勘定をするつもりだったようです。

しかし、途中の画面で”ポイントカードを忘れて来た場合”と言うボタンを見たんです。

瞬間目に入ったそのボタンの画面は過ぎてしまっており、元には戻れませんでした。

どう操作すれば良いのかもわかりません。

 

と言うことで、店員を呼ぶと言うボタンを押しました。

すぐに来てくれた店員は、若くて可愛くてとても愛想がいいのです。

さっさと画面を操作して、後日レシートを持ってくればポイントを入れてもらえるようにしてくれて、にっこり笑ってあっちに行きます。

 

感じが良い対応で、家内も機嫌良くセルフレジ操作を済ませたのですが、エビを9本買うと500円と売り場のボードに書いてあったのに、522円と打ってあると家内が言います。

さっきの感じのいい店員の女の子のがいましたから、その子に相談すると、すぐに現場に連絡して聞いてくれ、セルフレジで赤エビを選択すべきところをブラックタイガーを選択してしまったからだと説明して、テキパキと正しいレジテープを出して22円返金してくれました。

 

最近の若い人は、こういう対応がものすごく上手な人がいますね。

感じが良くて好きだけど、あれすごく不思議な気持ちになるんです。

女の子だけじゃなく、男の子にもいるでしょう。

訓練の結果じゃなくて、デフォルトでそういう感じの人。基本フレンドリーでテキパキしてる。

ま、望ましいことだから良いんですけど、なんか不思議。

 

カボチャとかも買ったので、荷物が結構重くなりました。

と言うことで、車のところまでカートで運んでいくことにしました。

ところが、カートを押してくと、古い施設なので、駐車場のコンクリート舗装に小さな凸凹ができていて、カートが前に進まなくなるところがありました。カートの車輪が小さいので、わずかな段差が乗り切れないのです。

無理に押すとカートがつんのめるようにひっくり返りました。

で、ぼくも妙にゆっくり倒れたのです。

 

家内は驚いてぼくのそばに来ましたから、こっちは良いから転がっているキャベツやカボチャを拾ってくれと言いました。他のものはカートに残っていました。

ゆっくり倒れたので、膝や手などは大丈夫だったのですが、カートのスティール製のバーに向こう脛が当たり、痛かった。

 

そんなに多くは無いのですけど、ジジイになってから転ぶことがあるようになりました。

若い頃は、つんのめっても、なんとか両足を地面につけて転んだり仰向けに倒れたりしないように瞬間的に動きました。

でも、歳をとってから、そういう機敏な動きが怖いのです。さっと着地すると、怪我をしたり骨折したりする危険性があるなと思うのです。だから、ある程度意識してゆっくり素直に転ぶようにするんです。

ゆっくり素直に転ぶと大きな怪我はしないけど、すごくく大きく転んだように見えますね。家内は心配します。

 

しかし今日は、そういう意識をせずに転びました。

まあ、ゆっくり安全に転んだというか体が崩れたので、スネ以外は無事だったのですけども。

 

とにかく年寄りは転びます。

若いうちは、顔や頭を打たないように手で庇ったりできますけども、そのうち手が間に合わなくなり顔面着地して、歯を折ったり顔が血だらけになったりするんです。

ぼくの父親が、時々血だらけで帰ってきてビックリしたことがありました。

病院に連れて行ったら、医者がそう言う老人の怪我について説明をしてくれて、初めて暴漢に襲われたのでは無いと理解できて、少しだけホッとした覚えがあります。

転ぶときは、足から崩れていくように意識しているのは、その記憶があるからです。

でも、そのうち怪我するような転び方になるんでしょうね。

 

あ、9本500円のエビは、帰ってからすぐに頭と殻付きで4本をレンジで焼いて、2本ずつ食べました。

原価安いけど、美味しかったです。ビールのつまみ。

 

 

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