70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

自転車は車両です。そして、車両として交通法規の対象です。

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まず、上の図をご覧ください。

時差式信号機のついた三叉路です。

縦に走っている道路の左側の車線は、下から上に向かって直進する車両と、下から右へ右折する車が走っています。

その車線の右側の車線は対向車線で、上から下に直進する車両と、上から右へ左折する車が走ります。

この三叉路についた信号は、先ほど書いたように時差式です。

  上から下、あるいは上から右(左折)の車線への信号が赤になっても、

  下から上、あるいは下から右の車線に向けた信号は、しばらく青になっています。右折車のためですね。

下から上への車線、つまり左側の車線の車が、対向車線の信号が赤に変わっていることを判断するには、横断歩道の信号が赤になることを確認すれば良いのです。

 

 

右側の歩道を下から上に向かって走っている自転車は、どのようにしてこの横断歩道を渡るか?

 

基本

自転車は車両ですから、横断歩道を渡れません。

だから、自転車から降り、自転車を引っ張りながら歩道を渡れば良いのです。

 

 

自転車を降りない場合、従うべき信号は

車両なので、下から上に向かう車線用の信号機です。

 

ただし、右側の歩道を走りながら、左側の車線用の信号機を見て横断歩道を渡るのは違反です。

車両なんだから、最初から車道の一番左側を走るか、左側の歩道を走らなければなりません。

 

自転車に乗ったまま、右側の歩道から横断歩道を渡るのはダメです。

時差式信号機になっているのは、そこそこ交通量がある道路の三叉路交差点なので、そうしないと右折車が行きづらいからです。

遮るものがなくなって、右折しようとする時に、横断歩道を自転車が渡ると、右折車が困ります。そうならないように、全方面公平になるように交通法規がありますのです。

 

 

横断歩道信号が青で、自転車で横断するのは

先に書いたように、自転車は車両なので横断歩道を走るのは違反。

また、信号が青の間に歩行者を安全に渡らせる必要があるので、横を自転車が通り抜けるのに気を使ったり、譲ったりすると歩行者の横断が妨げられますので困る。

さらに、対向車線の信号が青でも、タイミングによっては右折可能なので、自動車は右折します。その際に、横断歩道を渡る歩行者に注意しながらの右折となります。自転車が横断歩道を渡っていると、スピードが歩行者と違いますからタイミングが取りにくく事故の元。

 

 

まあ、その前に、自転車は当たり前のように歩道が走れるわけでも無いというのもあるんですけど。

 

 

自転車についての交通法規の教育必要

これ以外にも、車道を逆走する自転車とか、四角等で他の車両との安全確認しない自転車とか、傍若無人の振る舞いについては枚挙のいとまもありません。

 

交通法規というのは、ただの規則ではなく、お互いの譲り合いのルールを定めて、安全を確保しつつもスムースに交通を流して行こうというものです。

守らないと事故の元。腹も立ちますし。

 

自転車の交通ルールの教育、色々工夫して、例えばCMに入れるとか、なんかちゃんとやってよねと思ってしまうのです。