テレビで落語やってました。
「笠碁」
やっている人見覚え無いというか、最近落語なんて聞いてませんから。
金原亭馬生って書いてある。
あれ、知っている名前。
後で思い出したら、古今亭志ん生の息子、志ん朝の兄貴の名前だ。
池波志乃のおとうさん。
まあそれは亡くなった10代目だけどね。
一応、ここで書いた名前の3人は全員もう亡くなってます。
テレビで演ってるのは、だから、11代目なんでしょね。
でね、いろいろ落語のことを思い出しますと、ぼくは3代目の桂三木助の演る左甚五郎の話が好きなんです。
ああ、ほら自殺したのが4代目、今いるのが5代目、孫ですね。
Youtubeありがたいですね。
調べたら、あります。3代目桂三木助の「三井の大黒」。
聴いちゃった。
これね飛騨高山の大工、有名な左甚五郎が、江戸に遊びにきたの。
で、江戸の大工たちが働いている所に来て、仕事見ながらブツブツ言ってる。
下手だとか、雑だとか。
聞いた大工たちは怒って、そのおっさんを殴ります。
そこに棟梁の政五郎が来て、大工たちを叱って、おっさんを家に連れて帰って、面倒を見ることになりました。
おっさんは、飛騨高山から来たと言います。
政五郎は、「飛騨には左甚五郎先生がいると聞いている。一度でもお会いしたいもんだ」なんてことを言います。
そうなると「私がその甚五郎だよ」と言いにくくなり、自分の名前は忘れちゃったなんて言い出します。
おっさんの正体をしりませんから、政五郎は親切にはするけれど、まあ、好きなようにさせてました。
で、甚五郎、以前、三井屋から大黒様を彫ってくれと頼まれていたのを思い出します。
端材をもらって彫りだして・・・
という話です。
面白いですよ。
この話の後、甚五郎は東北に旅に出て、また違う話があります。
それもYouTubeにありますね。
まだまだ楽しめそうです。
それでは、お後がよろしいようで。