岸田が首相になって以来、次の選挙は自民党に投票しないと、ぼくは決めていました。
その際、自民党の代わりに投票する政党として日本維新の会というのは第一候補でした。
しかし、この前の衆議院選の際に投票した政党は維新ではありませんでした。
維新は嫌だなと思った理由は複数なのです。
一つは大阪万博。
そしてもう一つは、兵庫県知事に対する反応。
当時の斉藤兵庫県知事に対してはパワハラ疑惑、おねだり疑惑、公益通報者保護法に対する違反疑惑などが県職員及び県議会、そしてマスコミによって告発、非難されておりました。
冷静に考えれば、あのような百条委員会による魔女狩り、決めつけはフェアじゃないのではという気がしました。
気に食わない知事は、あのような疑惑を騒ぎ立てて潰してしまえば良いという考えがありえます。
事態をさらに難しくしているのは、告発した県職員が自殺したことです。
実際はどうだったのか、ぼくにはわかりません。
でも、法律違反、具体的には公益通報者保護法違反の疑いがあるのならば告発して裁判にかけるべきです。
百条委員会は県としての正式な制度ですから尊重すべきですが、法律違反ならば、やはりきちんとした調査と法律判断はあるべきでした。
あまりにも感情的な吊し上げが行われ、それにマスコミが乗っかり無責任な知事批判をして、全国的な大騒ぎになりました。
専門家の大学の先生もついてましたが、いくら専門家とは言え、個人の意見で全てを決めつけるというのは、あんまり乱暴でした。
そういう状況の中、斉藤知事を担いでいた維新の会は、「ここまでの騒ぎになってるのなら、さっさと辞任しろ」と言いました。あの大阪府知事です。
挙句に、「次の衆議院選で党が不利になるから」という理由で罷免決議に賛成したのです。
もう少し、党としてのちゃんとした反応ができなかったのでしょうか?
ただ、世間の流れに迎合しただけです。
このことでぼくは日本維新の会を見限りました。
情けない団体だと思ったのです。
ま、代わりに投票した党も、代表の不倫騒動で騒がれましたが。
そんなこんなの兵庫県知事選。
結果、斉藤さんが再び当選したようですね。
アホのマスコミも少しは態度が変わるのでしょうか。
これで振り出し。
パワハラ、おねだりについては知事自身が自分の発言をよく考え直してください。
公益通報者保護法違反疑惑については、しかるべき措置を取れば良いじゃないですか。ダメなら告訴してもらい裁判してください。
とにかく日本は民主主義。
県民の投票による意見表明を尊重して下さい。
でも、法律違反は法律違反として処分してほしい。
そして、有権者の投票結果を無意味にするようなことを県議会ができる制度は見直してほしいです。国会は立法府なので、国会議員はちゃんと仕事して法律の不備は改正して下さい。
県職員と知事との間で利害相反することはあります。その利害相反のどちら側を取るのが県民の利益になるのか判断されるべきなのです。県議会が全員一致で知事を罷免するって変だと思いませんか?
全員一致てのが気持ち悪いです。
別にぼくは斉藤さんの支持者でもファンでもありません。
実際どうなのかも知りません。
それでもね、ちゃんとしてほしいです、この国は。
ああ、似たような話は検事の親玉を決めるときにありましたね。
検察の次のトップを検察の中で決めているのはおかしいと、何年も前に朝日新聞が書いてました。
その検察のトップの決め方を変えようと安倍さんたちが行動した時に、官邸が検察の人事に口を出すのはおかしいと、以前検察のやり方を批判したマスコミが言いましたね。
とにかく、いろいろとマスコミは信用できません。マスコミにぼくらが踊らされるようなことは無いようにしたいものです。
戦争を始めた時も、マスコミの煽りによって国民の意識が戦争に向かったことを忘れるべきではありません。
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