新政府での役を降りて鹿児島に戻った西郷隆盛のところに、仕事を失って困っていた士族たちが集まってきて、あんまり気の毒だから食い詰めた武士たちの最後の一花にと、自分たちの死場所として西南戦争を率いたんだとかいう話を聞いたことがありました。
社会体制が急に変わって、侍たちは大変だったのでしょう。
今のNHK朝ドラの「ばけばけ」も、そういう社会背景の中の話ですね。
そういう悲しい西南戦争の終わったあたりの時代に、優勝したら10万円(当時はすごい大金)という賞金に釣られて、惨めな状況の侍たちがゲームに参加するのです。
スタートは京都の天龍寺、ゴールは東京。292人の参加者は首から番号札をぶら下げてます。倒した相手の番号札を集めながらのレースです。殺し合いのゲーム。
「イカゲーム」と「バトルロワイヤル」、そして「るろうに剣心」を合わせて、それに「甲賀忍法帖(バジリスク)」を少しふりかけたような話です。
これだけでも面白そうでしょ。
岡田准一演じる主人公の嵯峨愁二郎も、このゲーム「蠱毒」に参加します。
しかし参加者の中に12歳の女の子を見つけ、すぐに殺されてしまいそうな彼女に病死した我が娘の面影を重ねてしまい、助けてしまうのです。そして子供連れで「蠱毒」を戦い抜いていくのです。
他にも今売れている俳優たちが多数出てきます。
清原果耶、東出昌大、阿部寛、伊藤英明、早乙女太一、濱田岳等々。
豪華な配役です。
殺して殺して殺し続ける展開で、アクションシーンも見応えがあります。
さすが岡田准一。
たくさんの花火が用意されている打ち上げ場で、いつの間にか花火に火がついてしまう中での殺陣はなかなかです。煙と炎、地上で爆発する多数の花火の中から、全身が炎に包まれたまま斬り合いながら二人が飛び出してきたりとか。
面白いです。
でも、蠱毒の主催者の正体がわかり、主人公一行が岡崎に辿りつくところでシーズン1が終わってしまうのです。
ゴールの東京まで、まだまだなのに。
なんだ、それ!
続きはどうするの?
シーズン2はいつできるんだ!!!
と吠えながら、続きを待つしかありません。
ところで、若隆景、若元春の兄弟は、なんで揃って注文相撲をしたんでしょうか?
しかも、二人とも終わった後に後ろめたそうな顔して。
若元春なんか金星だからインタビューまで受けちゃって、辛そうでした。
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