福井の名物と言えばいろいろありますが、水羊羹というものも。
福井の水羊羹は、冬のお菓子です。
こたつに入って、ぬくぬくしながら食べるのです。
味は、一般の水羊羹よりもあっさりめで、B5用紙程度の底面積の上下幅が2センチほどの撥水加工厚紙でできた箱に入っています。
箱の蓋を開けると、素直に箱の形のままに広がりプルプルと固められた黒い水羊羹が広がっています。
水羊羹はこし餡、小豆の粒の無いものです。
B5用紙ほどの黒い広がりは、短冊型に切れ目が入っており、木のヘラで掬い上げて小皿にとってクロモジかフォークで食べても良し、箱から直接木のヘラで口に持ってくる手もあります。
直に食べる場合はその箱をあなた専用の水羊羹ということで思う存分食べまくるという方向ですね。
薄めたこし餡を寒天で固めただけのものですから、基本的に安直で安い菓子です。B級グルメ。
昔は安かったような憶えがありますが、最近は高くなりました。小豆が高いからかな。
でも、最近高すぎるんじゃないかな。
一箱千円近くです。
なんかアホらしくなります。
コマーシャルのおかげで福井で一番名前が出てくる店のは、ぼくはあまり美味しいと思わないし、一番高いし、最近食べなくなりました。
ところが去年の暮れ、馴染みのない店の水羊羹を食べたら、美味しいのです。
黒砂糖の加減が良いの。
高くないし。
柿谷商店の水羊羹。
さっきも食べました。
美味しい。
なお、ぼくは柿谷商店とは何の関係もありません。
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