ぼくは「これが一番好き」と思う果物は、季節によって変わってしまうという、なかなか信用できない奴です。
とりあえず今は柿が一番好き。
柔らかくなって、でもナイフで皮がむける状態の柿が好きなんです。
亡くなった母親はボトボトになってスプーンですくわないと食べられないような柿が好きでしたが、ぼくはその一歩手前が好きなんです。
しかしながら柿のシーズンは、そろそろ去っていきつつあるようですね。まだ店で売ってはいるんですけども。
とか言いながら、今年初めてのミカンを今日買ってきました。
前からみかんは店に並んでいるのですけど、昨日までは柿に目が眩んでいてミカンを食べたいと思わなかったのです。
糖度13度と表示されたミカンは、すっげく甘いミカンとは違いますが、美味しゅうございました。
みかんの季節なのですね。
ところで、福井と言えばカニ、福井といえば蕎麦、福井と言えば鯖、いろいろ美味しいものはあるのですけど、福井と言えば水羊羹てのもあるんです。
福井の水羊羹は冬の食べ物です。
こたつに入ってぬくぬくしながら、内側が撥水加工された平べったい箱に流し込んで固めた水羊羹をガバガバ食べるのです。
昔は安かったのですよ。割とつまらないお菓子ですから。
しかし、県外の人まで福井の水羊羹を認識するようになってきたせいか、あるいは作っている菓子屋がいい気になってきたのか、気がつけばいつの間にかいい値段になってきました。
この3分の1の値段にしろよと思う程度の値段です。
ぼく個人としては、あの金額なら他のお菓子を買いますという状態。
しかし、家内と一緒にスーパーの中をうろつくようになり、初めて見るメーカーの水羊羹を発見しました。
なんかうまそうな気がしたんです。
ということで買ってきて食べたのです。
うまい。
定番のメーカーと比べるとすごく美味しい。
味が濃い。黒砂糖の甘みがはっきりしています。
ここまで書くと、メーカー名をはっきり書けばいいのですけど、ちゃんと見てませんでした。箱のデザインというか色使いは覚えてますから、もう一度買ってくることはできますけど。
次に買った時に、もしかしてメーカー名を書けるかもしれません。もちろん福井の会社です。
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