このcm、この音楽、あ、あれだ!と気が付きますか?
スピニング・トウ・ホールドだって。
スピニング・トウ・ホールドとは、プロレスの技の名前です。
ルー・テイズって、すっごいプロレスのチャンピオンがいました。強かったんです。
バックドロップっていう技を考えた人です。
あんまり強すぎて、ずっと長くチャンピオンになっていたので、興行主たちが客に飽きられると心配しちゃって、無理矢理、ジン・キニスキーってレスラーにチャンピオンを交代させました。
戦うチャンピオンなんて呼ばれたキニスキーは、精力的に各テリトリーをまわって試合をしました。
アメリカですから広いんです。
なかなか家に帰れない。
だもんで、キニスキーの奥さんが、このままチャンピオンを続けるなら離婚するって言い出しました。
そのタイミングで、テキサスの若いレスラー、ドリー・ファンク・ジュニアがキニスキーに挑戦して、勝って新しいチャンピオンになりました。
プロレスなんて、そんな感じです。
で、キニスキーを破ったドリー・ファンク・ジュニアが最後にかけて勝った技が、スピニング・トウ・ホールドという技なんです。
ドリー・ファンク・ジュニアの代名詞みたいな技です。
日本のプロレス中継のアナウンサーなんかは「ドリーが世界を征服した技」なんて呼んでました。
ドリーは、日本でも大変人気のあったレスラーで、彼の弟のテリーとのタッグチーム、ザ・ファンクスも人気があったのです。
で、彼らが入場する時の音楽も、確か日本で作っちゃった。
それがこの曲。
昔のプロレスファンなら一発でわかるこの曲を合唱でやっちゃってる。良いねえ。
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