ずっとみんな忘れていたんだけど、安倍元首相を殺したテロリストの母親が信者だということで、急激に統一教会という存在が浮かび上がってきました。
霊感商法や合同結婚式、桜田淳子の結婚とかで騒ぎになったのはずいぶん昔のことです。
その後どうだったのか、みんなが忘れたらもう取り上げないというのはマスコミの商売のやり方ですが、ショッキングな事件のついでに浮かび上がった昔の話ですが、「統一教会」というものを、コロナ騒ぎがおさまりだしたので、なんとか新しい飯のタネにしようとするマスコミのキャンペーンでそこそこ騒ぎになってしまいました。
世の中が騒ぐと、深い考えも無くそれに乗って、素早く行動するというイメージを欲するだけの動機みたいに見えるのですが、岸田さんは統一教会からの完全決別みたいなことを口にしました。
これがブーメランとなり、自分の内閣人事に襲い掛かります。
政治家はいろんな団体と関わりを持とうとします。
そして、特に便宜を図ってもらわなくても、政治家との関わりがあるということだけを求める団体もあります。
そういうことを避けましょうということなら良いのですが、完全否定というのは変です。
ま、自分で言って、自分で苦しむのは岸田さんの勝手ですけど。
統一教会との関係を指摘される政治家たちも、あっさり「信徒なんです」ということなら、それはそれで憲法に保証されている「信教の自由」がありますから、それ以上の問題となることは無いんじゃないかなと。
信者でもないのに教祖様と並んで写真撮ったりするからダメなんです。
それでも、その程度のことくらい週刊誌に任せておけば良いものを、総理大臣が「いけない」と決めつけてしまうから変なことになったんです。
でね、防衛とか経済とかで、非常に重要な案件がひしめき、そんでもって予算のこともあるしという状況の中で、今更、統一教会の犠牲者に会うとか、それに関する法案を至急に可決したいとか考える政治家って、日本のリーダーに相応しく無いなと感じるんですよ。
そういうのも問題なんでしょうけど、防衛をちゃんと考えてよ。
台湾有事をみなさん心配してます。
というのは、そん時は尖閣もいっしょでしょ、ということだからです。
正直、岸田さんの頭の中がどうなのかよくわかりません。
経済対策も必要ですよ。
「新しい資本主義」って、なんか良さそうだけど訳の分からない御題目を唱えているだけでは、全然ダメですよ。
コロナ鎖国と統一教会潰しだけで、素早い対応をアピールしようって、それじゃ困るんです。
いずれにせよ、日本の国の諸問題の中での優先順位はきちんとして欲しい。
なんか憲法改正は頭に無さそうだし。