市役所に行く用事があったのです。
ちょっと腕が痛いのですけど。
家内は頭痛がして具合がよくないので安静にしています。
ぼくは腕が痛いだけですが、あんまり運動しない方が良さそうだし、やっぱ暑いので市役所まで歩くのをやめて車で行きました。
ええ、新型コロナワクチン4回目の接種した後です。
市役所に行くついでに、マイナポイントの公金振り込み口座登録について確認もしようと思いました。
健康保険証の機能をマイナカードに入れるのと、公金振込口座の登録については、家でiPhone使ってやりました。
しかし、どういうわけか肝心の口座番号を入力する場面が示されないまま手続きが終了しているのです。
以前、マイナカードを作ったことに対するポイントの手続き、5千円くれるやつですが、その手続きが終わった時も、ポイントを受け取るのに楽天カードのポイントを指定したのに、クレジットカードの番号も入力する事なく手続き終了して不安だったのですが、結果ポイントを受け取ったので、もしかするとこのままでも良いのかもと思いながら、どうもスッキリしないのです。確かに確定申告で還付口座を何回も指定しているし、10万円の受取のときに同じ口座を指定してるけども。
ということで、当初の用事が終わってからマイナポイントの窓口に行きました。
基本的に老人ばかりの列に入り、順番を待ちます。
そしたら、ぼくの後ろにおばあちゃんと若い男のコンビが並びに来たのです。
多分、親子か、もしかすると孫と祖母。
男 「ぼくがここに並んでるから、別の用事の窓口に行ってきねの」
婆 「え、ここだいぶ待つんやろか」
その息子あるいは孫は、待ち時間のことなど全く知りません。むちゃむちゃと埒もあかないことを言っているので、ぼくは「ぼくは30分ほどの待ち時間になるって言われました」と余計な口を挟みました。
婆 「30分、そんなに待ってられんわ。今日は帰る。明日くる」
かなりシャッキリしたキッパリした言い方のおばあちゃんです。
息子あるいは孫は、自分もマイナポイントが欲しいからと言います。こっちは全然シャッキリもキッパリもしてないグズグズした言い方です。
婆 「あんたはもらえん。マイナカードもらってないやろ。ポイントはカード作らんともらえんの。カード作るのは別の窓口。先にそっち行ってきね」
さすが、このばあちゃんしっかりしてます。
息子あるいは孫は、まだポイントが欲しいとかカード作るのわからんとかグズグズ言っています。
そこに市役所の遊撃隊職員のおばちゃんがやってきて、相談に乗ろうとしますが、ばあちゃんははっきりしていて、今日は帰って明日くると明確に宣言。
市役所職員おばちゃんは、「四時過ぎに来ると、すいてる」と教えてくれました。
婆 「ハハハ、そうか、そんなら私はみんなが引き上げた頃に来るわ。明日の四時頃にくる」
正直、このばあちゃんの言い分は胸がすくようにハッキリしていて、ぼくは好きです。
その婆ちゃんと息子あるいは孫はさっさと別の用事をしに行きました。
その後、市役所の遊撃隊のおばちゃんのおかげで別のところに案内されて、ぼくはスムースに手続きをしてもらえました。
ぼくの手続きの現在状況を、示して下さいとお願いし、窓口の担当者は、パソコンに表示してくれました。
手続きは完了していました。
ただ、やはり公金受取口座の指定がしてありませんでした。
変だなと思いましたが、カラクリはこうです。
手続きをマイナポイントアプリで行なって、これは完了しています。しかし、口座の指定はマイナポータルのアプリで行うのです。
だからマイナポイントアプリでの手続きは、ここで完了しましたということなのです。それから後はマイナポータルでということなのでした。
基本的に混乱しやすいトリッキーなアプリ手続きの作り方です。
ま、とにかく今日、振込口座の指定も完了してもらい、ぼくは合計15千円のポイントが付与されるのを待てば良いだけです。
役所が提供するアプリ、はたまたその流れは、どれも、ぐちゃぐちゃとスッキリせず、混乱しやすいものばかりだなと、ちょっと残念な気持ちになります。
そんなこと考えながら駐車場に向かったら、背筋を伸ばしてちゃっちゃと胸を張って歩く婆ちゃんと、その後ろをついていく息子あるいは孫の姿を見かけました。
もしかしたら、彼女思ったよりも若いのかもという気がしてきました。で、彼は孫じゃなくて息子。
明日の夕方空いていると良いですね。