田舎町のコンビニでバイトしながら、恋人のフィービーと幸せな同棲生活を送っているマイクは、ヤク中で子供のままの精神状態。でも愛するフィービーに本格的にプロポーズをしようとタイミングを見ています。
マイクの困ったところは、ヤクを止められないこと、そして純粋というか少し間抜け、おまけにどういう訳か町を出ようとしても、どうしても出られないことです。でもフィービーは、そんな困ったちゃんのマイクを優しく愛しているのです。
という導入部なのですが、実はマイクはCIAの特別プロジェクトで作り上げられた超優秀な殺人者、超優秀なエージェントだったのです。
何十人の実験対象の中でマイクは最も優秀で、マイクだけが実用に耐えるモルモットでした。
しかし、多分関係ない人を殺してしまったのか、マイクは失敗作と判断され、5年前にこの町に閉じ込められたのです。記憶を操作され、そして町を出られないように暗示を受けて。
ある日、マイクはフィービーとハワイに行こうとします。
しかし、空港で例によって、出発直前にバカなことをして飛行機に乗れませんでした。
「いいのよ」とフィービーは、彼を責めません。
でも、町を出れなかったにも関わらず、責任者になったばかりのバカなCIA局員が、マイクが町を出ようとしたという理由でマイクを抹殺する作戦を実行しようとします。
ということで、マイクはたった一人、いや恋人のフィービーと、元の彼のプロジェクトの責任者だったおばちゃんと共に、この殺人部隊と戦うのです。
ちなみに、マイクは元の記憶は戻っておらず、田舎町の間抜けなマイクのままなのですが、戦いの時に瞬間的反射的に体が動き、ものすごく優秀な殺人マシーンと化します。
ちょっと、あれを思い出すでしょ。
ぼくが何回も何回も何回も、無料で観られるようになるたびに数回づつ観ている「ボーン・アイデンティティー」から始まるボーン3部作を。
この映画、ボーン・シリーズほどアクションは凄くは無いのですが、ぼくはなぜか大好きなんです。
フィービーを演じるのは、クリスティン・スチュアート。
新しいチャーリーズ・エンジェルの一人ですね。
綺麗ですが、ぼくはこの顔あまり好きではありません。でも、このフィービーはとてもいいのです。
主役のマイクは、ジェシー・アイゼンバーグ。「ゾンビランド」に出てたあの兄ちゃんです。
子供みたいなダメなマイクを上手に演じてます。
この二人がすごく良いんです。
何回も観たくなりますよ。