個人の医院に予約して、夫婦ともワクチンうってもらってきました。
1回目の接種です。2回目は来月初めに、同じところで予約してあります。
けっこう駐車場に駐められる台数はあるのですが、もし満車になったら困るなあと思っていたら、空いていてほっとしました。
小児科の医院で、その時間にはジジババが10人ほど集まりました。
看護婦さんが駐車場を気にして、「あのベージュの可愛らしいお車は?」とか「あの青いすてきなお車は?」とか言うので、なかなか誰の車かわからないのですが、駐めた人は自分の駐車位置が具合悪いかもしれないという心当たりがあるのでしょうか、理解できたみたいでそそくさと車を駐め直しに出て行きます。
まあ、けっこうゆったりした気分だったのです。
さすがに小児科の先生は優しそうな物腰。
「今日は、新型コロナのワクチンをうちますが、よろしいですか?」なんてことを最初に訊きます。
なんの予防注射かよく認識せずにくる人もいるんでしょうね。特に65歳以上の対象者ですから。
そんなに痛くない注射をうったあと、隣の部屋で待ってくださいと言われて、カエルの形のタイマーを渡されました。
15分間を測るのです。
このカエルの形のタイマーてのも小児科らしいですね。
隣の部屋には先にうった家内も待っていました。
そんなに変な感じもせずに15分間が経過して、帰れるようになりました。
看護婦さんに、帰ってシャワー浴びても良いですかと聞きました。
「良いですよ」と言われて帰ろうとしたら、
「シャワーは良いけど、浴びた後のビールはダメですよ」と付け加えられてしまいました。
「え、何時間経過したら飲んでもいいですか」と訊ねると、「明日の朝まで我慢してください」だって。
酒はダメなんて、パンフレットに書いてありません。
テレビでも言ってません。
まあ、1日くらいは良いですけどね。
帰りの車の中で家内が聞くんです。
「最初に先生から何か言われた?」
家内は、先生から「きょうは……」と言われたんだけども、その後の言葉が無かったそうなんです。
先生、どうも70過ぎています。
「きょうは」と言ってから、その後の言葉が頭に浮かばなかったんでしょうね。ありがちなことです。
ぼくは、「きょうは、新型コロナのワクチンをうちますが、良いですね?」という全文を家内に教えてやりました。
立派な建物の医院でベテランの看護婦さんが一人だけ。もう70歳を過ぎて、借金も返しおわったし、悠々自適の営業なのでしょう。
そういう余裕が感じられる医院でした。
良いところでワクチンうってもらいました。