人は、それまでの環境や経験等からどんなに関係ないところにでも、馴染んでしまえば、適応することができるというお話です。
主人公 平野勇気は、高校卒業してもその先の進路未定のいい加減な若者。
なんかしなくちゃと思っているところに、林業の研修のパンフレットが目に入ります。
1年間の研修を通じて、若者を林業に誘おうという研修企画です。
主人公は、これに応募します。
だってパンフレットの表紙は、長澤まさみなんですもん。
行き先は三重県の山奥。
電車が1日に数本しか来ないような無人駅から、さらに車で奥地に進みます。
合宿のようにして1ヶ月の授業を受けた後、実際の林業会社で見習をします。要するに木こりの学校。
すごく乱暴な実地研修の教官がいたりします。これ伊藤英明。
はい、当然、すぐに逃げようとしました。
でもね、夜中合宿所を出ても、駅まで歩くのは大変です。
研修所から出てきたバイクに乗せてもらいます。
駅で下ろしてもらい、バイカーから「逃げるなら、さっさと逃げな」とヘルメットとって言われますが、これが長澤まさみです。
結局、主人公は電車に乗らずに歩いて研修所に帰ります。
この主人公、平野勇気を、染谷将太が演じます。
1ヶ月の研修を終えて、ようやく1年ほどの実地研修になります。
それぞれの生徒はお世話になる林業会社に入るのです。
主人公は中村林業に入ります。
そこには、野生児で乱暴な伊藤英明がいました。
中村林業のある村は、とりわけ山奥です。
しかし、その村には長澤まさみがいたのです。
きゃっ!
とても面白い映画です。都会の若者が山の中の林業に馴染んでいきます。仕事が面白くなってくるのです。
野生児の伊藤英明との距離感も少しずつ縮まっていきます。
そして、長澤まさみとの距離も。
山の景色がとてもきれいです。
素晴らしい自然の中で青春が描かれます。
ぼくは、この前から長澤まさみのファンになったのでしょうか。
でも、長澤まさみ目当てで無くても、この映画はほのぼのと良いですよ。