子供の頃のように

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「コンテイジョン」感染症の現実と共に

マット・デイモンと言えば、ぼくにとってはジェイソン・ボーン。「ボーン・アイデンティティー」から始まる3部作は、何回も何回も何回も観ました。

しかしながら、この人、あまりイメージが固定しません。いろんな役をやるんですねえ。

 

さて、新型コロナウイルスの蔓延する現在の世界。この状況で観るのは、やはりこの「コンテイジョン」でしょうと、プライムビデオを探しました。

しかしながら、無いんですねえ、サブスクの中には。

まあ、有料でも良いでしょうと、199円支払って借りました。

コンテイジョン (字幕版)

コンテイジョン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

冒頭で、マット・デイモンのことに触れましたが、この映画、マリオン・コーティヤール、ジュード・ロウグウィネス・パルトローケイト・ウィンスレットタイタニックですね)、ローレンス・フィシュバーン(黒人の大きな人、いろんな映画に出てますが、マトリクスとか)等々、かなり配役豪華です。

マリオン・コーティヤールは、「タクシー」の時は若かったし可愛い感じであんまり・・・でしたが、ハリウッド進出してから「いい女」感だしてますね。でも、こんなこと言って申し訳ありませんが、次第に、なんて言うか、まあ、その、歳と共に・・・。

綺麗なんですよ。

 

 

どんな映画か

コンテイジョン」と言うのは、感染、接触感染、とかいう意味で、現在の新型コロナウイルスと共にある状況にピッタリ。

 

グウィネス・パルトローは、仕事する女性、ミネアポリスに連れ子の男の子と、前の奥さんとの間にできた女の子を連れた再婚相手マット・デイモンと暮らしています。

グウィネスは、香港に出張し、その帰りにシカゴに寄って、前に付き合っていた男と浮気して帰ってきます。映画の始まりから変な咳をしているのが気になってましたが、彼女は、すぐに感染症で死んでしまいます。彼女の連れ子も死んじゃうんです。もちろんお母さんからの感染。

マット・デイモンも入院隔離させられます。突然の妻の死、そして感染経路を調査する担当者から、奥さんの浮気も知らされて何重ものショック。

マット自身は、この病気に対する抗体を持っていることが判明し、家に帰ってきます。やはり発症していない彼の娘と共に、複雑な悲しみと共に、感染症に侵されるアメリカ社会の中でひっそりと暮らしていきます。

 

この映画、いろいろな人たちが、感染症の嵐の中、それぞれの立場で行動していくのですが、そういう多面的な描き方が、感染症と社会の戦いというか在り方というか、そういうものの表現に適しているんだなあと思いました。

 

この映画には、今や我々が知っている機関「CDC」が登場します。アメリカの感染症対策の機関ですね。

CDCの偉いさんをローレンス・フィッシュバーンが演じます。タフそうで、けっこう似合ってました。

CDCから、病気の特定調査のために女性医師がミネアポリスに派遣され、彼女は熱心に調査をしますが、自身が感染して亡くなってしまいます。

でも、いろんな医師たちの努力とがんばりで、ウイルスの培養、そしてついにワクチンの開発が成功するのです。

 

いろんなワクチンを作って、それを猿に投与して、沢山の猿が死にます。

でも、ある日57番のワクチンを投与した猿が生きていたのです。

それを見た担当の女性の表情。

しあわせって。

 

この過程の中で、政府機関を非難し倒すマスコミ、フリーライタージュード・ロウが、CDCなどの政府機関の批判により大人気になって、金も儲けます。彼は、ようやく開発されたワクチンもこき下ろします。

この辺りは、現在毎日テレビやネットで見てますから、すごく良くわかります。

とりあえず、カスのマスコミの表現。

 

CDCの偉いさんローレンス・フィッシュバーンは、愛する奥さんに、誰にも言わずに、今すぐシカゴを出ろと電話してしまいます。ヤバイ状況だったのです。

奥さん(結婚はまだみたいですが)は、必要物資をマーケットで買い溜めして車に乗ります。しかし、友だちから電話がかかり、つい、シカゴを出なさいと漏らしてしまうのです。

この女性に情報が漏れたことを、ジュード・ロウは嗅ぎつけ、ローレンス・フイッシュバーンを非難します。

結局、ワクチンができて目出度目出度になっても、このCDCの偉いさんは議会に呼ばれ証言をさせられ、まあやられてしまう状況が待っているのです。

 

ワクチンが発見されても、その製造や検査、検証、そして大量生産まで1年以上の時間がかかるのですが、この辺りも非常によくわかります。

 

あ、マリオン・コーティヤールも医者なのです。彼女はWHOから香港に派遣され原因調査をします。

西欧社会にこのウイルスを初めて持ち込んだグウィネス・パルトローの香港での行動を調べて感染経路をあきらかにしようとします。

そして・・・

 

とにかく、今観ると、すごく身近に感じるというか、緊迫感と現実感があります。

街中の暴動も。

 

 

今、この映画お勧めです

今でしょ今。

 

密林の木が伐採されていきます。コウモリがバナナとかフルーツ食べて飛んでいきます。

コウモリがぶら下がっているのは、豚小屋の天井。

そこから、コウモリの糞がポタリと床に落ちます。そこは、豚がたくさん飼われているのです。

豚が出荷されます。

香港のレストランで、シェフが子豚を捌くためにいろいろ触っています。

料理を気に入った客がシェフを呼びます。シェフは豚の血をエプロンで拭い、客のところに行きます。

グウィネス・パルトローが待ってました。

彼女は、シェフと握手し、記念写真を撮るのです。

感染の始まり。

 

とてもよく分かります。

街中の状況も。

破壊された社会生活。

10代の娘をかかえたマット・デイモンのやり場のない怒りと悲しみ。

今なら、とてもよく分かります。

 

観るなら今、今これを観なきゃね。