今日、図書館に本を返しに行きました。
ちょうど駐車場の入り口の角に、お巡りさんが立っていました。
普段、そんなところに警官はいません。
車を駐めて、図書館の建物に向かう時に、その警官の後ろを通るのです。
「何してるの?」と声をかけたい誘惑が、ふつふつと。
じっとお巡りさんを見つめながら歩いていくぼくの気配を、彼は感じていたような。
あああああ、声を掛けたい。
しかし、聞いても教えてくれないだろうなあ。
ぼくは我慢して図書館に入り、本を返して出てきました。
まだ、お巡りさんは固まったように道路を見つめています。
きっとぼくを意識しています。
だって、あんなに脇目もふらずに道路を凝視しているはずないですもん。
首のあたり力入っていますもん。
わずかながらお巡りさんに接近して歩きました。
「何してるの?」
聞きたい。
でも、我慢しました。
ぼくは良い市民ですから。
お巡りさんの邪魔はしません。
やがて政府から現金頂きたいですから。