70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

夫婦でスーパーをうろつくのもあるし、お一人さまもね

この前、家内とスーパーをうろうろしていて、よく肥えた大きなイワシがあったのです。

うまそ。

家内が「うああ、こんなに大きい」なんて、ぼくに言いました。

そしたら横にいた大柄なおっさんが「大きいのう、こんだけ大きいと食べるの迷うな」とにっこり笑って言いました。

まあ、まったく知らない人なので、ぼくらは適当に返事して、その場を離れました。

店の中を歩いていたら、さっきのおっさんがよそのおばちゃんと

親しげに話しているのを見てしまいました。

あれは知り合いではなく、ぼくらと同じようにスーパーの中で隣り合わせた人だと思います。

 

 

さて、今日も、家内と二人でスーパーの中を歩いてました。

このスーパー、年寄りの夫婦が一緒に歩いているのが多いのです。

家内が、ピザまん指差して、「こんなのあるんや」と言います。

通常のピザまん、あるいは肉饅の大きさの4分の1程度の小さなピザまんが10個ほど袋に入ってます。

基本的に家内はピザまんを知らなかったみたいです。

色はオレンジ色。

 

すると、隣りにいたおばちゃんが「ほんとやね、私ミカンかと思った」とぼくらに言います。

「ほら、ここんとこが盛り上がっていて、わたしミカンのヘタやと思った」

どう反応すればいいのか、ぼくらはにっこり笑って、その場を離れました。

 

 

ぼくらがスーパーに行くのは、年寄りの多い時間帯です。

夫婦でうろうろしているのも多いのですが、おじいさんが一人でカートを押しながら買い物してたり、おばあさんが一人のもいます。

一人で住んでいる人たちもいるんです。

もしかすると、死別れ、あるいは過去に行き別れ。

一人でいても、誰かと話がしたいのです。

 

人間は孤独です。

ぼくは幸せだと思います。