何か予感させるというか、観る前にすでに前に内容を把握してしまっているというか、プライムビデオで見つけてしまいました、これ。
お約束のパニック映画。
観ました。安心して観れます。
濡れたTシャツコンテストが開かれる湖に、そのコンテスト目当てで若いのがどんどんどんどん集まってきます。
女の子たちは、皆さんビキニ、あるいはその片方が無い状態。そして上下とも無いというのもアリです。
この湖の底に亀裂が入り、200万年前に絶滅したはずのピラニアの祖先みたいなのが、すごく獰猛なんですけれど、その亀裂の下の地底湖から上がってくるのです。
まあ、えげつないシーン続出。この映画の表現すごいです。
さて、冒頭のシーンは眼鏡をかけたおっさん、あるいは爺さんがボートに乗って釣りをしているのです。
約束通り、このジイさんが最初の犠牲者なんだろなと思ってました。
まあ、その通りになるのですが。
しかし、ふと、この人知ってると思いました。
他人の空似か、リチャード・ドレイファスみたいな。
ほら、「アメリカン・グラフィティー」って映画あったでしょ。彼が20代の頃に主演してます。カートって役。
その他「ジョーズ」「未知との遭遇」「グッバイガール」「パラドールにかかる月」とかその他たくさんの映画に主演して、アカデミー主演男優賞やゴールデングローブ賞などを受賞している、背が低くてずんぐりして見た目がパッとしないけど名優です。
え、名優が、最初に喰われるの?
喰われそうでいて喰われずに、違う展開になるのかな?
そんなことも一瞬考えました。
そう言えば、ドレイファス、「張り込み」なんてしょうもない映画でも主演して、しかも2まで出てますね。
喰われました。映画開始早々に。
ボロボロに喰われて、リチャード・ドレイファスの出番がおわりました。
これ衝撃的な始まりです。
この映画、すごいです。
ああ、ほら、早く水から上がらないと、来るよ来るよ、あああ来る!!
なんて思わせといて、なかなか来なかったり、ちょっとヒチコック意識してみましたなんて遊んでいるうちに、ガンガン派手に獰猛ピラニア軍団の攻撃が始まります。
この辺の映像、さっきも書いたけど、ほんとエゲツないです。
ああ、そうだ。
リチャード・ドレイファスは「スタンド・バイ・ミー」にも出てますが、その映画でノロマなデブの子を演じたジェリー・オコンネルが、コカインを決めて切れ気味のポルノ映画の監督役を演じて、派手に喰われてました。
この監督が湖に女の子を二人連れてきて撮影をするのですが、これかなりサービスショット。女の子二人ともとても綺麗な体ですが、残念ながらピラニアに喰われまくってました。
そうだ、「ミッション・インポッシブル」シリーズにルーサーという黒人の大きいのがでるでしょう。そのルーサーや、「パルプ・フィクション」でトラボルタがギャングのボスの女ユマ・サーマンのお守りをしますが、そのギャングの親分も演じているウィング・レイムスも、保安官として出演してます。
ウィング・レイムスは、濡れたTシャツコンテストで狂乱している皆さんを救うためにピラニア軍団と戦いながら死んでいくのです。
この作品「ピラニア3D」というタイトルでもあるので、きっと3D映画なのでしょうね。
面白いのですが、お約束をきっちり守った3流映画みたいな感じで、ぼくは気に入りました。
しょうもないパニック映画のくせに出演俳優が無駄に豪華なのは、なんか理由があるのでしょうか。