ぼくが子供の頃の大スターてのは、ぼく的には、大村崑、そして山城新伍。
山城新伍は、「風小僧」「白馬童子」とか、テレビの時代劇のスター。ヒーローですね。
しかし、なんかのきっかけで、いきなり消えてしまいました。確か、ぼくが小学校の頃です。
高校生の頃、山城新伍が映画に出ているということを聞きました。
当時、日活はロマンポルノ、東映もポルノを作ってました。
ポルノと言っても、ポルノでは無く、日活の方はけっこう自由でちゃんとした映画作っていたようです。東映はお色気娯楽路線。
あの時代劇のスター、ぼくたちのヒーローが東映ポルノに出ている。
ちょっと衝撃でしたが、それでもちゃんと映画に出演しているのがうれしかったのです。
確か時代劇だったと思います。
忍者なんかが出てくるお色気娯楽映画。
なんで高校生がそんなのを観に行ったのか不思議ですが、友達と観ました。
山城新伍が観たかったのです。
若くてきれいでカッコいい、ぼくらのヒーローが、スケベなおっさんとして出演してました。
ぼくは、がっかりしませんでした。
ああ、山城新伍が映画に出てる。良かったなあ。
ちなみに二本立て上映の、もう一方は「不良番長」梅宮辰夫ですね。
梅宮辰夫の子分に若くて細いのが。若い頃の藤竜也でした。
急に山城新伍を思い出したのは、後に藤竜也が出したセリフばっかりの曲を思い出して、そのつながりでこの「不良番長」を思い出し、そして山城新伍に繋がったのです。ま、今日梅宮辰夫が亡くなったしね。
この「不良番長」シリーズ、この一本しか観てません。
一本で満足したのでしょう、ぼくは。
それから後は、あの山城新伍。Hなおじさん路線。
もう白馬童子なんかじゃないの。
路線変更後も好きでした。
なんか素直に応援してました。
でも、死んじゃったね。