2013年、大阪市は動物園改革担当部長を公募しました。天王寺動物園の改革のためです。
牧慎一郎氏は、これに応募し、採用されました。それまでは文科省のキャリアでした。
動物が好きなんです。
そして、去年の4月から天王寺動物園の園長を兼任しました。
いろいろな改革の効果で、昨年度の入場者数は、前年の30%増しでした。
さて、今朝某テレビ番組に、この園長が出ていました。
天王寺動物園に一匹だけ残ったコアラを種付け用にイギリスの施設に貸し出したのです。なんせ餌代が年間3200万円、天王寺動物園の餌代の予算の4分の1にあたるそうです。
で、コアラがいなくなって、別の動物を入れ、彼らの自然な生活状況を見せるようにするらしいです。
しかし、この動物園は設備が古く、先日も急な雷雨のためにそれぞれのオリに動物を戻す際に、急いでいたので順番が逆になり、そう貴ノ富士が先に風呂に入った付け人を殴ったのと同じ様に、シマウマがエランドのオスのツノで刺殺されるという事件が起こってしまいました。
いくら入場者が増えても、大阪市からもらえる予算が増えないのです。
で、古い設備を更新できないため、こういう不幸な事故が起こるのです。
そして、古いアシカの水槽の排水口の蓋がズレてしまい、生後3ヶ月のアシカの赤ちゃんが排水口に吸い込まれて行方不明になったのです。
園長はテレビ出演の時に、予算の関係で設備の更新が思うように出来ず、動物たちに申し訳ないと涙を流してしまいました。
改革を実行して入場者数を増やしたのなら、予算もそれに見合うように増やすべきで。また、設備更新が必要なら、入場者数比例ではなく、必要な予算を付けるべきです。
大阪市長、あかんで。
大阪維新の会なんて言いながら、これはあかんやろ。
よその県の放射能処理汚水を、こっちに持ってきたら我々が協力して海に流してもいいなんて言っている場合やないやろう。
アシカの赤ちゃんどうしてくれるんや!!
幸い、テレビ放送の後、アシカの赤ちゃんは下水施設の中で見つかったそうで、良かったですが、これはあんまりや、大阪市長は大いに反省して下さい。