若い頃、勤め先が横浜にありました。
でも、仕事する場所が東京にも横浜にもあって、勤め先には週に一回程度顔を出すだけで、あとは直行直帰の気楽な状況。
自分の住処は、東京でも横浜でもどちらでも都合が良いように、大森の海側の鉄筋アパート(マンション?)でした。利用する駅は国鉄の大森駅。うん?JRになってたかな、どうだろ、でもきっと国鉄。
この前、投稿した
もその頃の話です。
仕事さえ終われば時刻に関係なく帰ればいいやという態度でしたから、早めに終わって帰ることもありました。
いずれにせよ残業することは、ほとんど無かったので大森駅で電車を降りると、まだ明るかったり。
本屋に寄ったりしながら、適当な店で夕食食べて帰るのです。
食べる店は、ある程度決まったところ何軒かを日によって変えていました。
もう記憶あやふやですが、キッチンカナリヤという名前のカウンターだけの洋食の店が一番行く回数が多かったです。
本日のディナーというのが日替わりであったのです。
トリとかブタとかをトマトソースやクリームで煮たりとか、安くて目先の変わった料理が食べられました。あまり、ハンバーグとかは無かったと思います。
料理にライス、コンソメスープというセット。
独身の20代の男が、頻繁に夕食を食べに行くという状況に、味も値段もちょうど良い店でした。
写真は、フリー画像から適当なのをとってきました
カウンターの中には30から40代の体格のいいコックが一人。
彼がオーナーです。話はしたことはありませんが、表情だけでも愛想の良さそうな感じです。
ある日、このコックが電話しているんです。カウンターの向こうの奥行きのない店で、電話の内容は夕食を食べながら全部聞けました。
どうやら調理師組合にコックを募集したようです。
へえ、コックって組合に行けば働く店を紹介してもらえるんだ。
包丁一本さらしに巻いて、腕さえあれば好きなように渡り歩けるのかななんて思いました。
あ、「月の法善寺横丁」なんて知らんですよね、すんません。
付け足しですが、山側の出口から駅を出て、線路沿いに少し横浜方面に歩くと、トンカツ屋があって、ここもよく行きました。美味しかったんです。吉川って言ったっけかな。
ぼくはあまりヒレカツは食べなかったのですが、この店ではヒレカツ定食。
キャベツとご飯お代わりOKって、ぼくが一番好きなパターン。
上で書いた店二つとも、今はもう無さそうです。
だいたい大森の駅の周辺が激変してますから。
そうだ、ついでに思い出しましたが、この頃すでに酒はたくさん飲んでましたが、夕食の時に晩酌をする習慣は無かったです。居酒屋で食べるとき以外では、飲まずに食事してたです。