今日はケーブルカーの日だそうです
softwind(id:kihaseason2015)さんの「風に吹かれて旅するブログ」てのは、毎朝、その日が何の日なのか教えてくれるんです。しかも季節のこと、季語なども書いてあるので、ぼくは毎日見させてもらってます。
でね、今日はケーブルカーの日だと書いてあるのですよ。他にもいろんな日なのですが。
おお、ケーブルカーの日かとコメントを書こうとしたら、どうも内容がコメントにしては長すぎる。
書くのは止めようということに。
あ、でも自分のブログに書けば良いじゃないということで。
なんか他人のブログをネタにするの増えてたりして。
思い出したのはモンマルトルのフニクレール
昔、パリに行きました。
格安ツアーがあったのです。
泊まったホテルは、地下鉄の始発駅のすぐそばにありました。
オプショナルツアーが1日だけあって、あとは好きなようにさせてくれたので、地下鉄のパスみたいなのを買って、夫婦でウロウロしたりしたのです。
昔なのでノートルダム大聖堂は存在してました。
モンマルトルに行きました。なんか、メトロの駅もオシャレでした。
日本から持っていったガイドブックには、モンマルトルの丘をケーブルカーで登るんだと書いてあります。
で、ケーブルカーの乗り口は、どこだ?
メトロから出て、キョロキョロしてたら、お巡りさんが歩いています。
お、ちょうど良い。
つかまえて「ケーブルカーはどう行けばいい?」と聞きました。
フランスで英語は、あまり・・・って聞いていたんですよ。
でもね、世界的な観光都市で、お巡りさんは少しくらい英語しゃべるだろうと思ってました。
だいたい質問が通じない。
英語ダメ。
ぼくは、自分の左手の中指の先を右手でつまんで、ゆっくり斜め上に引っ張りました。
「フニクレール?」
お巡りさんは、うれしそうな顔でそう言いました。
フニクリフニクラって歌をとっさに思い出しました。
ああ、あれ登山列車とかいう言葉が歌詞の中にあった。
「それ、それ」
お巡りさんは、ぼくが求めていることを察してくれました。
で、その方向を指で指しました。
なんか説明があったように思いますが、それはフランス語なのでわかりません。
しかし、人間同士は言葉を超えて理解し合う瞬間があるのです。
ぼくはケーブルカーの乗り場に行く道筋を理解し、「サンキュー」と言って歩き出しました。
サンキューくらいは通じるはずです。メルシーって言わなくても。
余計な話ですが、ぼくが歩き出そうとした時、横を通り過ぎていく東洋人の若い女性がいました。
なんとなく、こちらの会話(?)を見ていて、ぼくらが日本人だと分かっている感じ。
彼女、日本人だと思いました。一人で歩いていて、歩き方と方向性がしっかりしてたので観光客ではなくて、この街に住んでいる、たぶん留学生。
ぼくは、日本人の見分けについては当時自信がありました。
ま、そんなどうでも良いことも覚えているんですね、二十年ほども経っているのに。