ぼくの右下の奥歯は3本無くて、部分入れ歯。
入れ歯を固定するために、奥から4本目の歯に金具を引っ掛けます。
1箇所だけ固定しても安定しないので、もう1箇所固定しなければならなりません。
一番奥の歯が無いので、右側だけでは2箇所固定ができません。
で、左の方に金具をぐるりと回し、左の奥から1本目からと2本目の間に金具を引っ掛けて2箇所目の固定をして安定させています。
この部分入れ歯の最大の問題点は、入れ歯を固定するために金具を引っ掛けている歯が、ダメージを受けていくと言う事です。
やがて、金具を引っ掛けている歯がダメになり、抜けてしまい、入れ歯を作り直して、その隣の歯に引っ掛けて固定する事になります。
で、これが繰り返され、最終的に全ての歯が無くなり、総入れ歯になってしまう。
実は、このようにして既に一本歯が無くなりました。
それで、今入れ歯を引っ掛けている右側の歯は、実は本当の歯ではなく、人口の歯をくっつけている状態です。
接着剤でつけているし、歯根が小さくしか残っていないので、耐久力は弱いです。
2、3ヶ月で取れてしまい、歯医者に行って、また接着剤でつけてもらってます。
これが出来る間は、そのようにして、どうしようもなくなったら次の手を考えましょうと言われてます。
次の手とは
力尽きて、もう補修が効かなくなったら、その歯根を抜いてしまい、入れ歯の歯を増やして(いま3つの歯ですが4つの歯にする)、無くなった歯の隣の糸切り歯に引っ掛けるようにするというのが、第1案。
そして歯医者が勧めるインプラントにするというのが、第2案。
インプラント
インプラントとは、無くなった歯の代わりに、顎の骨に穴を開けてネジをグリグリとねじ込み固定します。
で、ネジの頭が歯茎の皮膚から少し出ている状態にして、そのネジの頭に人造の歯をはめ込むというものです。
これは保険診療では無いので、自費診療、けっこう費用掛かります。
ぼくが、あまり気が進まないのは、昔、このインプラントのポスターを見たことがあるのです。
口の中が見えるように頬の肉が無いような絵が描いてあり、顎の骨にネジがねじ込まれている絵なのです。
この絵を見て、絶対にインプラントはしないぞと心に決めているのです。
歯医者の説明
インプラントは10年ほどしか保たないんでしょ?
ぼくは、聞きかじったことを言います。
歯医者の返事は、もっと保つというもの。
20年くらいは保つ。
ただ、毎日の歯磨きはちゃんとして、何年かごとの定期的なメンテナンスを受けなければならない。
20年か。
いますると、ぼくが86歳くらいまではいけるんだ。
希望としては、80歳くらいでこの世とおさらばしたいのだけども、希望通りになると残りの人生はなんとかなる。
治療自体は半年ほどかかるし、今すぐにして欲しいと決意も出来ないから、うまくすると90くらいまでは使えるのかも。
プランとしては、右の一番奥に1本、今入れ歯を引っ掛けている奥から4本目の歯根を抜いて、そこに1本。
2本のネジを埋め込んで、その間に4本分に匹敵する(端に1本づつと、その間をブリッジのようにつなく)人口歯を設置するということ。
あのポスターの絵のことを言うと、実際はもっとグロいけどと言われました。
まあ、手術経過を自分で見るわけでは無いですからね。
やるしかないのか
今入れ歯を引っ掛けている歯が、どうしようもなくなったら、やっちゃおうか。
そんなことを考えています。
しかし、長生きしちゃって95くらいまで生きてしまったら、ゴール直前でインプラントがダメになる。
その時はどうしよう。
骨が弱くなっているだろうから、またインプラントし直すという訳にも行かないだろうし。
そんな高齢で麻酔して手術受けるの嫌だし。
総入れ歯に変えた時に、いま入れるネジは外せるのか。
その時、この歯医者自身が、どうなっているかわからない。
たぶん引退しているなあ。
それに、ぼくがボケてるってこと、あるだろうなあ。
ボケてたらどうなるんだろうか?
あ、関係ない話なのですが、うちは夫婦共ボケ保険に入ってます。
ボケたら一時金が出て、その後介護費用のために少しずつお金もらえます。
もう保険料の支払いは終わっているので、後はボケるのを待っているだけ。
でも、保険金の受け取りは無いと良いな。
まあ、そんなことより、歯をどうするかです。