70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

福井の2代目の殿様、将軍の甥を預かった大分の小藩の苦悩?

福井の殿様の話、前編をアップし、8代まで書きました。

 

ぼくはこの中で、2代目の忠直が不行跡で、隠居させられて、大分県の府内藩に預けられたことに興味があり、そのうち調べたいなと思います。

 

大分の府内藩の竹中てのは、関ヶ原に、西軍で参加して、途中で東軍に寝返った大名です。

そこに家康の孫、2代将軍の甥が流されてきて、預かるわけです。

いくら不行跡をしでかしてしまったヤツでも、そういう親戚関係を持つ人をどう扱えば良いのでしょうか?

 

なぜ府内藩なのか?

その理由も勘ぐればいくらでも・・・

 

どういう気持ちでどういう風に扱ったのか。

しかも、この野郎、不行跡のくせに5千石ももらうんですよ。

お気に入りの妾と娘連れてやって来て。

 

その5千石ってなんだ?

預かり人だから、いろんな面倒は府内藩が見るんだから、5千石は忠直の小遣いなのか?

それとも、それで生活してねとセコく言うのか?

扱い間違えると幕府に「俺の甥にそんなことするのか」と難癖つけられてしまうかも。

それにだいたい忠直本人がヤバそうなヤツじゃありませんか。

武装してなくても、どんな文句を言ってくるかわからないし、頭を押さえつけると幕府が・・・

 

府内藩は新しい屋敷を建てて、忠直を迎えました。

府内藩なんて2万石しかない小さな藩です。

 

興味ありますね。

 

それに、この竹中って大名、結局別件で処罰されてしまい、日根野 吉明ってのが新しい藩主になり、忠直を預かっています。

 

忠直は、この地で長く暮らしました。

けっこう悪くない人生みたいな感じです。