ガイ・リッチーの作る映画が好きみたいです。
「スナッチ」「レボルバー」「シャーロック・ホームズ」「シャーロック・ホームズ シャドーゲーム」どれも好きです。
まあ、スナッチが1番好きかな。
で、「ロックンローラー」
イギリスの津川雅彦、マーク・ストロングが、ロンドンを仕切るギャングの若頭です。
親分の死んだ妻の連れ子の男の子が、大人になってロックンローラーになっています。
まあ、あんまりあらすじ説明するつもりは無いのですが、自分の頭の整理のつもりでちょっとだけ書きます。
ギャングの親分に、ロシアンマフィアが頼みごとをします。
何か施設を作りたいのですが、その建築許可がちょっと難しい。で、ギャングの親分のコネと賄賂で、さっさと許可がもらえるようにして欲しいと言うことです。
このロシアの金持ちは幸運をもたらす絵を大事にしています。ギャングの親分がお世辞で良い絵だと褒めると、しばらく貸してやると言うのです。
あんまり借りたくはなかったのですが、せっかくなので建築許可がもらえるまで、この絵を貸してもらうことになり、ギャングの親分は自分の部屋にこの絵を飾ります。
ところが、翌朝、絵が無くなっているのです。
どうやら、ロック歌手の義理の息子が持って行ってしまったらしい。
さて、ロンドンの下町を根城にしているチンピラ達がいます。
この中に、ジェラルド・バトラー、イドリス・エルバ、トム・ハーディーという、当然主役を演じるべき豪華3人組がいます。
そして、ロシアの金持ちに雇われている女会計士は、タンディ・ニュートン。「ミッション・インポッシブル2」でトム・クルーズの相手役をした、あの「どこの国の人?」と聞きたくなる、ちょっと黒くて変に魅力的な女性です。
この映画でも、大人の、変に「いい女」です。
これが悪い女で、ロシアンマフィアが市議会議員に対する賄賂用に用意する現金を上記の主役トリオに襲わせて、横取りします。
行方不明になった返さなければならない絵画をギャングの若頭マーク・ストロング達が追います。
主役トリオの強盗苦労談、そしてそいつらを追うロシアンマフィア。
チンピラ達の友情、悪い女の色気、継父に疎まれヤク中になっているロックンローラー、絵の行方は、そして裏切り者の密告屋は誰か?、いろんなベクトルの話がテキパキと提示され、それらがちゃっちゃと一本に融合されていきます。
そう、ガイ・リッチーのテイスト。すごくリズミカルでスピードがあって面白い。
「スナッチ」は3回か4回観ましたが、この「ロックンローラー」も、あと2回は観ようっと。