「犬神家の一族」か、面白かったので、「八つ墓村」にも手を伸ばしてしまいました。
山崎努が着物姿でハチマキに懐中電灯を差して、刀と猟銃を持って32人殺しをして、変なばあさんが「たたりじゃー」って叫ぶやつ。
ショーケンが主役で、小川真由美とか山本陽子とか中野良子とかが綺麗でした。
思ったよりもと言うより、すごく面白かったです。犬神家の一族よりも、ずっと。
なんせ1977年の映画ですから、みなさん若いの。
ショーケンは、今の基準でもすごくカッコ良かったですね。
ほとんど金田一は説明係的な扱いで、いらないくらい。
これ渥美清がやらなかったら、ただのマヌケにしか見えなかったでしょうね。
ほどが良いんです。知的な寅さん。
話は、主役のショーケンを中心に展開していきます。これも、ショーケンで無ければ、ダメという気になります。ほんと良いの。
東京からショーケンを連れて帰る途中、峠で車から降り、小川真由美が遠くに見える村の説明をします。
昔は八つ墓村といったのよ。
小川真由美は白いスーツ姿ですが、スカートが巻きスカートです。
峠に吹く風で、スカートの裾がめくれます。
チラチラと太腿が見えるんです。
この辺り監督の計算ですね。
山本陽子もしばらく見ていませんが、きれいですね。
こんなに綺麗だとは、今初めて気がつきました。
ショーケンの生まれた場所は「竜のアギト」だと。子供の頃母親の中野良子から聞かされていました。
その場所がどこにあるのかは、わかりません。
でも、とうとうその場所を見つけるのです。
その場所は、実際にショーケンが産み落とされた場所ではなく、中野良子が結婚前(結婚と言っても、ただ山崎努にさらわれて閉じ込められ犯された無理やりのものですが)、本当の恋人と会い、愛し合っていた場所なのです。
中野良子が恋人と激しく求め合うシーンにかぶって、ショーケンと小川真由美の濡れ場となります。ここも、なんで?と言いたくなるかもしれませんが、この二人の役者の力で、見ている方は、ねじ伏せられました。
だって、この二人が一緒にいると、いつセックスするのと聞きたくなるんですもん。
そして、山本陽子が襲われた時に、犯人の指を山本陽子が噛みました。指を怪我している人が犯人。
ま、あんまり書くとネタバレになりますね。
でも、有名な作品ですし、原作も読まれていますから、そんなに気にすることも無いかもしれません。
最後に犯人と判明した相手にショーケンは追いかけられます。
ここ怖かったです。
やはり良い配役。