キャラバンってあるじゃないですか。
中南米からUSAへ。
あのニュース、すごいと思いました。
なんか、映画みたい。
というか、そういう系の映画って、リアルがあっての映画なんですね。
ぼくらはSF近未来みたいにしか受け取れないけど、現実があったんだ。
アメリカとメキシコの国境の壁が、現実なのと同じ。
すごいなあ。
誰かが突然北に向かって歩き出す。
どこへ行くとも言わずに。
他の人間が次々と加わって行く。
合衆国に行くんだって、言わなくても全員の目指すところは決まっている。
他に希望が残ってはいない。
何ヶ月もかけて、いろんな国を抜けて行く。
そして、一歩ごとに人数が増えていく。
トラブルがあろうと、誰かがのたれ死んでも、病気で動けなくなっても、集団は北に向かって進み続ける。
なんかキングの小説にでもありそうな。
とにかくすごいのは、さっきも書いたけど、現実があって、物語が出来ているってこと。だれかの頭の中だけのことじゃ無い。
外国って、その過酷さっていうか、とんでもない状況は、とても受け入れたく無いほどだけど、そのせいで社会のポテンシャルっていうか緊張感っていうかすごく高い。
日本の、日本人の認識とは遠くかけ離れている。
今日のニュースでは、ついにキャラバンの連中が国境の壁を乗り越えて、合衆国に侵入しようとしているところを報道していた。
米軍は、こういう人々を直接攻撃できないみたいな事を聞いたけど、それでも催涙ガスで防いでおり、来たらとっ捕まえて追い返す。まあ、きっと、どさくさ紛れで痛めつけるんだろうけど、なんとかキャラバンの侵入を食い止めていたみたい。
メキシコも、キャラバンの連中を、本国に送り返すらしい。
あの、集団が壁を乗り越える様は、まさし蜘蛛の糸状態。
国会のニュースで、山尾などの野党議員のとうてい本気では無い質問を見せられたけど、何考えているんだろう。
日本だけぬるま湯で良いのかよ。