出来事ではありませんが、いろんな事を思い出して書きました。
スーパーマーケット
車で行けば、割合近くに大きなスーパーマーケットがありました。
牛肉ばかりのメニューになりますが、毎日自炊しました。
ステーキ、小さい肉のステーキ、カレー(ルーはオオムラさんで買います)、トマトシチュー、肉野菜炒め、たまにチャーハン、オオムラさんで買ったメザシ、卵焼き、メニューのバリエーションは少なかったですね。
それに、ハム。形がちゃんと決まっていないハム。美味しいハム。
牡蠣が手に入る時には、貝殻ごとオーブンに並べて焼きました。
でも、生卵かけご飯を久々に食べた時は、本当に美味しかったんですよ。
ああ、アメリカと思ったのは、このスーパーでオレンジの季節に、コーナーができて、力のありそうな女性が、手動式のオレンジジュースを絞る器械で力任せにジュースを作り、ボトルにいれて売っているのです。
価格が変動しましたが、すごく美味しかったです。
散髪
向こうの散髪屋に行けば良かったのですが、勇気がありませんでした。
で、自分で切ってました。
日本人のTは、すきバサミを持って来ていて、それを使って自分の髪を切ってました。
真ん中分けして、適当にやれば何とかなると言うのです。
そのすきバサミを一つくれたので、ぼくも自分でという訳です。
髪型も真ん中分けに変えました。
後ろから見ると、きっとひどいのでしょうけれど、まあ、自分は鏡で前しか見えないので気にしないことにしました。
テレビ
この前も書きましたが、よく見ました。
「パンチDEデート」と言ってもわからない人が多いでしょうけれど、あれと同じような番組「デイティング・ゲーム」がありました。
それから、「クイズ100人に聞きました」も古くて知らない人が多いでしょうが、全くそっくりな番組がありました。と言うより、日本の番組が後から出来て、全くそっくりに作ったのです。司会の関口宏の話し方も、アメリカの番組の司会者の話し方と同じようなテイストにしてましたね。
こういうドラマでは無い、喋りの多いショー番組をよく見てて、出演者の言葉の使い方を覚えるのです。
意味に自信のない時は、翌日ELSの先生に聞きました。
時々、あまり覚えて欲しくない言葉の使い方があったりして、テレビで言葉を覚えるのは良くないなんて注意された事がありました。
他にはニュースやコマーシャルなんかもよく見ました。
映画館
時々観に行きました。
大学の中で上映される古い映画も見ました。
「エイリアン」がこの頃封切りになり、あのタイトルどう発音するのかな?なんて思ったりしました。
古い映画だと、「ミッドナイト・エキスプレス」を大学の映写会で見ました。
アメリカ人て、映画の最中に、思ったことを言うし、つまらないと「あーあ」とアクビのまねをしたり、途中で出て行ったり、面白いと拍手したりします。
「ミッドナイト・エキスプレス」で、冒頭、主人公がハシシを密輸する準備をしているシーンがあって、ハシシの大きな四角い塊を銀紙に包んで体に付けるのですが、後ろに座っている観客が「ハーシー・チョコレート」って言ったのが、全くその通りでした。
それからダウンタウンの映画館で、全く三流B級映画を観たことがありました。
ヒロインが悪者に囚われ、回転ノコギリに向かって運ばれていき、ああ危機一髪というところで、ヒーローが助けに来るのですが、そのシーン、劇場中が拍手と喝采で揺れました。
ああいう観方、好きです。
良い映画、ダメな映画、いくつか観ましたが、アメリカではロクでもない映画が掃いて捨てるほど作られているのが分かりました。
つまらないのはトコトンつまらないです。
面白い映画は、大量に作られる映画のほんの一つまみだけで、一定水準を超えたごく一部の作品だけが日本に輸入されて、ぼくたちが観てるんだなと分かりました。
正直、映画は英語的にかなり難易度が上がり、ジャンルによって、また俳優によって、言っていることがよく分からなかったりということもありました。
まあ、エイリアンなんて、英語わからなくても、画面と音楽だけで筋がわかるし楽しめます。
でも、日本でも映画を観に行って、良かったら、終わりに拍手するように観れたら良いなと思います。
子供の頃映画館に行った時は、そうだったんだけどなあ。