70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

お墓の掃除で一句

福井は、戦後、福井大地震の後に、街中のお寺の墓地を全部足羽山の西半分に集めてしまいました。

このおかげで寺の敷地の一部を解放でき(借地だったりしますが)、焼けて壊滅状態の福井市の都市計画が始まったんです。

 

ま、同じようなことは、契機はいろいろですが、ほかの地域でも行われていて、奈良なんかでも大きな寺院の境内の一部が道路になったり商店街になったりしています。

 

海外では、今話題のイランが、当時のシャー(王様)がテヘランの寺院の敷地を召し上げて国家の近代化に取り組もうとしていましたが、逆に、アヤトラ・ホメイニという坊さんが率いる勢力にイラン革命を起こされてしまいました。

 

ちょうど、ぼくがアメリカに行っていた時に起こった革命で、イラン人の留学生たちが盛り上がっていたので覚えています。

PC画面の右帯下にあるカテゴリー欄の一番下、昔話USAってカテゴリー見てください

 

あれから40年、ずっと坊さんが支配してきたんですね。大統領の上に坊さんがいるの。すごい。

 

 

お墓の掃除に足羽山に行きました

それはそうとして、今日は足羽山の西墓地に、自分とこのお墓の掃除に行ってきました。

 

足羽山は福井の街の中にある、割合低い小さな山です。

全部車で上がれるのです。

 

気がついたのは落ち葉。

いくら低い山と言っても、街とは風情が違います。落ち葉目立ちますねえ。

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おお、落ち葉で一句だな。なんて思いました。

しかし、どうも「落ち葉」という季語が見つかりません。

あれ?

よくよく探すと、「落葉」とか「枯葉」って冬の季語です。

ダメじゃん。

他の秋の季語と組み合わせもダメ。

こういうのが俳句の難しいところ。

 

      季語違う 木の葉は見ずに 墓参り

 

墓参りは秋の季語なので、無理矢理。

これダメ、こういうのダメです。

 

やはり山なので、こういう光景も。

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なお、墓のあるところではシャッター押しません。意図せぬものが写るとヤバイので。

 

 

 

ところで、山の西側全部が墓地になのですが、その墓地部分の東側の端、墓地の終わったところに弘法大師さんの大師堂があるのです。

山の上ですが、若い住職がいるようです。

この大師堂、歩いて登ってきて疲れたら休んでくださいとベンチが出ています。

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んで、ちょっと引いてみると、こんな光景。

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      頭だけ 色づきだした 紅葉かな

      墓参り うす紅降りる 大師堂

      弘法の 日除けのもみじ うす紅に

 

「夏井いつきの俳句ことはじめ」

読むと俳句始めちゃいますぜ

夏井いつきの俳句ことはじめ 俳句をはじめる前に聞きたい40のこと

夏井いつきの俳句ことはじめ 俳句をはじめる前に聞きたい40のこと

 

 

はい、単純に本の紹介です。

ぼくはこの本読んで、下手な俳句作りだしました。

 

夏井いつきって「プレバト」てテレビ番組で、芸能人の作る俳句の批評と評価をして人気ありますよね。

福井は、民放テレビのチャネルが少ないので、2、3ヶ月遅れで土曜の昼過ぎに放送されています。

このおばちゃんの最大の功績は、俳句を一般に広める啓蒙的な活動ですね。

テレビで見ていても、とにかくわかりやすい。

身近では無い俳句というものを突然自分の身の回りの世界に差し込んでくる。

なんか取っつきにくいでしょ俳句って。

それが身近に思えてくるというのは、とても凄いことです。

 

この本は俳句を始める前に聞きたい40のことをQ&A方式で書いています。

その他に、ちょっとしたコラム、そして岸本葉子ってエッセイストと、「俳句あるあるお悩み対談」てのが載っています。

 

夏井いつきの偉いところは、別にどんな言葉でもいいじゃない、文語でなくても、とにかくなんか作ってみようという楽なスタンスで、ぼくらを俳句の世界に誘い込むところです。

日常のちょっとしたことを俳句にしてみなさいよ。

適当に五七五にのせて、なんか季語をつければ、俳句になるでしょうと、なんか簡単みたいな気持ちにさせられてしまうのです。

「詩があるかしら?の部分はほとんど季語が担ってくれる。なんてことない出来事と季語の取り合わせが、自ずと詩を発してくれる。下手に自分でポエムを込めなくていい」

という態度なのです。

「むしろ下手に感性に頼らない。30分で忘れるようなことをコツコツ書いていけばいい」

とまで言うのです。

「だってあなた、何もないって言いながら、ツィッターに何か書いているじゃない」だって。

 

安心するでしょう。

この本読んでも読まなくても、大した変わりは無いのですが、読むと俳句始めてしまいますよ。

 

 

でね、お調子者のぼくは、このブログでもお分かりの通り、交通標語か俳句かわからないようなものを書き散らかしている次第です。

 

やってるうちに気がついたのは、五七五とか、季語とかルールがあるし、特に季語なんて、ぼくらが認識しないような事柄や、今となっては、その言葉その季節にそぐわないとか、え?なんでこれ季語じゃ無いのとか、歳時記買って来なければ対応できない状況なんですが、こういう面倒なルールを守って作るって、やっぱこれ「遊び」なんですね。

 

そういうルール無視で、おれの文学とかおれの芸術とか言う人は、そういうのすれば良いし、でも不自由なルール守って、どうせすごく短いのだからと、そういう「遊び」として凡人は楽しめば良いんじゃないのと思えてきました。

 

まあ、そういう世界を垣間見せてくれる本なんです。

 

今日の相撲は安治川親方

今日の大相撲中継は、正面 舞の海の解説なのですが、安治川親方、元の安美錦がゲストみたいにアナウンサーと舞の海の間に座って語りまくってくれました。

 

面白かったですね。

なんか程がいいの。

舞の海にとっては、きょうは勉強になっただろうと思うのですがね。

 

他人の悪口になることは言わない、とか、無理に何か言って相手を感心させる必要は無いとか、成人式終わった後のすべての年代の人が今更学ぶ必要のないことですが、それらをさらっと、そういう意図もなく、舞の海に教えてやるような放送でした。

 

 

稀勢の里も話は上手だし、安美錦も良いし、今場所で引退した嘉風だって味のある解説しそうだし、どんどん新しい解説者出してくださいNHK

 

 

話は変わるけど、隠岐の海負けちゃいましたね。

それに、嘉風の引退会見あったから、今日は勝ってよねと願った友風は、御嶽海に負けてしまいました。

残念ではありますが、貴景勝は勝ったし、もう諦めかけていた栃ノ心も勝っちゃった。

まあ、良しとして明日からを楽しみましょう。

敬老の日って季語なんだね。福井は晴れてのんびりしてます。

子供の頃から、日曜日に街を見ると「ああ、休みなんだなあ」って気がしてました。

街の雰囲気が、どことなくのんびりして見えたんでしょうか。

でも、あれは街の様子より、自分の気分の方が大きかったんでしょうか。

今、毎日が休日という状況になると、散歩していて、すぐに「ああ休日だなあ」とはいかず、それでもだいぶ経ってから、なんとなく雰囲気は「やっぱ休日」と気付くのです。

 

今日もかなり歩いてから、ちょっとトイレに行きたくなって公園を探して、ここに行き着いた時に、ようやく「そうか休日なんだ」と気がついたのです。

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写真には入れないようにしましたが、休日ファッションの人たちがのんびりしてました。

 

サルスベリって、猿が滑るほどツルツルした幹だからと実感。

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この公園、真ん中にグリーンの広場があって、中心あたりに良い感じの木が植わってます。

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この広場を背中にゼッケンのような大きな白い四角が貼ってある黒いTシャツに大きな帽子を被ったおばさんが、何回も往復してました。運動なのですね

広くて気持ちいいです。

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帰り道で、自転車に乗ったポニーテールの女の子が、ぼくを抜いて行きました。

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       乙女髪 揺らす風吹く敬老の日

       ポニーテール揺らしてくれる秋の風

 

       爽やかに野の花揺らす風吹きて

 

 

秋の空と、今日の日本酒

今日は気持ちが良いですね。なんか空気が澄んでいて、空の青さも先月とは違います。

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午前中、ちょっと遠くへ行ってきました。

風景が良いですよ。

 

     青空に杉の木のびよ秋の朝

     秋澄みて 遠くの山の 木々のかげ

 

 

本日の日本酒

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いくら秋だと言っても、まだ酒は冷やして飲みたいのです。

なんか、連続して同じようなのを飲んでいます。

友風 涙の金星 今日の相撲は良かったね

隠岐の海と妙義龍の取り組みで、ああ良いものを見たと

いい相撲でしたね。

 

今場所は変な場所で、どういうわけか場所前から遠藤が初めて小結で勝ち越すような気がしています。

正直、ぼくは遠藤が好きではありません。なんか陰気臭いでしょ。相撲も上手いのでねっちょりした感じだし。

でも、なんか遠藤良い結果になりそうな気がするのです。

 

隠岐の海の方は、場所前から思っていたのではなく、相撲が始まってから良い感じと思ったのです。

今日あたり、本人もかなりそういう雰囲気が出ていましたね。

どういうようになっていくのかわかりませんが、年に一度くらいは隠岐の海の大活躍があっても良いじゃ無いですか。

 

ちょっと、ピエール滝に似てますね。

 

友風、友風、友風、嘉風

嘉風が引退して、友風がんばってくれよと願っていたら、やりました。

今日も金星出ろよと思ったのです。

 

どっちが横綱かわからないような内容。素晴らしかったですね。

そんで、友風の涙。

インタビューも良かった。

こんなの滅多に見れません。

 

貴景勝が連敗ですが、今日はいい日です。

 

      金星に かかる涙や 十六夜(いざよい)に

      十六夜や なみだとまらぬ 友は嘉

      秋場所や もらいなみだの 勝ち名乗り

 

 

 

俳句の本です 子供向けの本がちょうどいい

 

秋の名歌百選 (学習 俳句・短歌歳時記)

秋の名歌百選 (学習 俳句・短歌歳時記)

 

 

この本、子供向けなのですが、ジジイが読んでもためになります。

秋の句を110ほどならべて、その句の内容というか、読まれた時の事情とかを説明しています。

1ページ1句。

なるほどなあと、ジジイは酒を飲みながら読んでいます。